効率よくビタミンを摂取するには生野菜を食べるしかないのでしょうか?
野菜などに含まれるビタミン類は熱に弱いので茹でたり焼いたりするとビタミンの大半が壊されて(分解されて?)しまう、ということを聞きました。
ですが野菜を使った料理ってサラダ以外だと大抵茹でたり炒めたりして熱を加えてますよね。
ならばビタミンを多く摂取するには生野菜を食べるしかないのでしょうか?
短時間で茹でたり炒めたりすればビタミンは壊されないですむのでしょうか?
野菜によります。例えば、人参であれば、そのまま生で食べるよりも、
肉類と一緒に炒めたほうが、はるかにビタミンAの吸収率が良くなります。
キャベツなんかも豚肉と一緒に食べると良いようです。
たしかに、シンプルに野菜を(単独で)茹でたり、長い間炒めたりすれば、
湯や油の中に、ビタミンが(野菜から)抜け出したり、壊れやすくなります。
そして、質問者様がおっしゃるように、確かに野菜を生で食べると、
野菜そのものが、もともと含んでいる栄養素まるごと全てを食べられます。
しかし、生野菜として食べられる野菜は、概して体を冷やす野菜が多く、
また、生で食べるために、腹痛を起こす可能性のある寄生虫の心配もあります。
それに、トマトソースを作る時に火を加えたからといって、
ビタミンが大量に壊れたりはしません。それどころか、生で食べるトマトと違い、
火を通したトマトには、冷えた体を温める作用があります。
要は、それぞれの野菜によって、それぞれの素材の栄養素を活かし合えるような、
栄養を保つに適した調理方法があるので、生野菜が必ずしも体に良いとは言えません。
おっしゃるように一般的には、茹でたり炒める時間が短ければ短いほど、
ビタミン類を多く含んだまま食べられますが、それと同時に調理の際の要領の良さも、
「栄養を充分に含んだ、おいしいものかどうか」が、大きな決め手になります。
最近の最新の科学でうんたら、
は知りません。
が、
普通に最適の栄養を摂取したいのであれば、調理が必要です。
栄養素が壊れる云々の前に、
生野菜で食っても摂取されずに出てっちゃいますよ?
壊れないかもしれませんが摂取できません。
自分で編み出さなくても、
先祖が得た、生き残った手が、親からでも、調理本やらでも、山ほど聞ける筈。
多分、ご自身の御母堂がされていた調理法やらがある筈で、
それが、遺伝的にも実績としても、絶対大丈夫な方法のひとつです。
(最適かどうかは判りませんが)
全部こうすりゃいい、なんて調理法の理論はないので、
素材個別に全部現行の調理法をベースにされればと思います。
実績ベースで、そうでなければならない理由があります。理論はともかく。
それで、実績として、
もし、体調不良等問題がある場合もあると思いますが、
それがビタミンのせいかもしれません。
難しいですね。
要は、野菜調理時に、野菜に」含まれるビタミンを保持する調理法を考えるのと、
あなたが健康かどうかば、
間に最低1ステップ以上あるってことです。
その間を全部理論で埋めるのは多分一生かかる気がするので、
もし、ビタミンを効率よく食べたいのにはどうしたらいいか?
という趣旨での質問であれば、
とりあえず、新鮮な野菜を得て、親が作っていた料理を全部作りなさい。
その上で、部分としてここはまずいのでは?
という疑問が、体調見合いとかであるなら、
そこを改善しましょう。
というのが答えです。
下の方も言っていますが、必ずしも生食の方が良いとは限りませんよ。
動物と違って植物には硬い細胞壁がありますので、
それに阻まれてかえって生食の方が吸収が悪いというものもあります。
それにビタミンによって色々性質に差があります。
例えばビタミンB1は、加熱以外にはアルカリにも弱いです。
ビタミンB2は比較的熱には強いようです。ですが光に弱いという性質があります。
じゃがいもやその他芋類は意外とビタミンCが多い食材です。空気に曝されたり加熱には非常に弱いビタミンCですが、
芋類のビタミンCはなぜか長時間加熱してもほとんどが破壊されないという特徴があります。
調理時間は、やはり短ければ短い方が損失は少ない様ですね。流石に損失0というのは無理ですが。
あと、ビタミン=野菜というのは間違った認識ですよ。
牛乳なんかはビタミンB2やAを沢山含んでいますし、卵などはでんぷんとビタミンC以外はほぼ全て含んでいるといってもいいほど栄養価は高いです。ビタミンB12に至っては、ほぼ動物性食品にしか含まれていないという特徴があります。更にミネラルですが、動物性食品に含まれる鉄分はヘム鉄といって、植物性食品に含まれる鉄分よりもはるかに吸収率が高いという特徴があります。
穀物もそうです。米も玄米なら、ヌカの部分にビタミンB1やEが沢山含まれています。因みに精米すると栄養価は落ちますが、亜鉛などは胚乳の中心部に多く含まれるので、胚乳の外側に含まれるマグネシウムよりも精白による損失が少ないなど栄養素によって色々な差があります。
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